恋愛。自分と相手がいるので、もちろん恋愛も人間関係になります。うまくいく時もあれば、今ひとつの時もありますね。ぜんぜんダメ…なんていうことも時には。
ずっとうまくいかない。オシャレしてみたり、メイクを変えてみたり、色々努力してみてもぜんぜんうまくいかない……出会いがあってもいつも変な人ばかり……どうせ私なんて……
何度も何度もうまくいかないと、こんな風にマイナスに考えてしまうこともあると思います。もう私に恋愛なんて無理なのかも……そこまで思ってしまう人もいることでしょう。
相手が悪い、出会いが悪い。環境が悪い。あれが悪い、これが悪い。自分がダメだから…理想が高いから、性格の問題?そもそも人を好きになれないのかな……
一般的にいう、恋愛がうまくいかない理由を挙げてみるとキリがありません。
しかし、原因というのは本当にそこにあるのでしょうか?
うまくいかない理由はどこか他の所にあるとすれば?
なぜ恋愛がうまくいかないのか。その理由は目の前にあるものではないことがあります。
それではどこにあるのか?それは心の中です。
今日は、ある方の体験談を元に、意外な所にあった、恋愛がうまくいかない原因の話しをしたいと思います。以下、体験談です。
職場の人間関係に悩んでいたのですが、私は20代後半、適齢期になっても彼氏もおらず、結婚もできずにいました。友達の結婚式が「月に3件もある!ご祝儀貧乏だ~」と思っていたそんな時も通り過ぎ、いつの間にか、友達の中で結婚していないのが少数派になっていました。
そんな私がたなぼたのように、結婚相手に出逢って結婚した話を紹介します。
ちょっと変わっていた?私
今思うと、私の異変は小学生の頃に始まっていました。
小学校2年生くらいの頃、クラスの女子たちで、誰が好きかという話をして盛り上がっていました。好きってなんだろう、私にはよくわからないなと思っていました。でも、好きな人はいないって言ったら、変な人だと思われるんじゃないかと思って、なんとなく好きな人を作っていました。
学年が上がるにつれ、ジャニーズの誰々が好きとか、芸能人の誰々がかっこいいとか、そんな話題も出でくるようになって、みんなポスターを貼ったり、雑誌を買ったりして楽しんでいましたが、私は全く興味がありませんでした。女友達と遊んだり、ピアノを弾いたり、小学校から始めた吹奏楽の練習をしたり、その方がよっぽど楽しかったです。
高校生になって告白されて、初めての彼氏もできましたが、私も好きだと思って付き合ったはずなのに、「気持ち悪い」と思って、手もつなげない。彼にも拒絶されているように感じると言われました。そんな状態でうまくいくはずもなく、すぐに別れてしまいました。
それでも、何年かに1度、彼氏はできて、結婚を考えたこともあったのですが、どうしてもうまくいかない。定職についていなかったり、ささいなことで機嫌を損ねてキレたり、彼がキレるのが嫌で言いなりになっているうちに疲弊してしまったり…なぜかいわゆるダメ男とばかり付き合ってしまうんです。
最終的に、私が受け入れられなくなってしまって別れる、ひどいときは彼に触れられるだけで悲鳴をあげるような状態でした。
話しは段々悪い方向に…
それから、なぜか、中学生の頃から、定期的に知人からストーカーにあうようになりました。待ち伏せされるところから始まり、「殺してやる!」とSNSに投稿されていたこともありました。なぜか、変な人にばかり好かれるんです。
10年ほど経った今でも、当時、私の話を聞いてくれていた友人は「あれから大丈夫?」と心配してくれます。よっぽど印象深い出来事だったんだと今さら実感しています。
就職してからは、セクハラにあって、職場で問題になったこともありました。そのときはことの重大さがよくわかっていませんでしたが、今振り返ってみると、本当に無事で良かったと思います。
変な人にばかりに強烈に好かれるので、友達に「ゲテモノキラー」と言われたこともありました。最も嬉しくないあだ名です…苦笑
20代も後半になり、結婚したいという気持ちが強くなりました。職場の先輩や友人に紹介してもらったり、合コンに参加したり、交流パーティーに参加してみたり、本来はそういうのに参加するのがとても嫌で苦手なのですが、色々やってみましたが、全然うまくいきませんでした。
そのころ、職場の飲み会や友人との話題といえば、なぜ私が恋愛がうまくいかないか。
「理想が高いんじゃない?」
「隙がないのよ」
「賢いから敬遠されるんじゃない?」
「選んでるんでしょ」
まあ、色々言われました。みんな心配してくれてのことで、ありがたい話ですし、今となっては笑い話ですが、当時、本気で悩んでいた私は、真に受けて落ち込んだこともありました。
ちなみに、私は、年収が高くないと!とかイケメンが好き!とかどこどこに住んでる人が良い!とか、そういう条件はほとんどなくて、でも、なぜか好きになれない…という感じでした。
苦しみから気づきへ。しかし…
あるとき、そうか、好きになれない私が悪いんだ!と思った私は、誘いは断らないようにして、その相手のことを「好きにならなきゃ」と必死で思っていました。(必死で思っている時点で無理ですよね…苦笑)
どうしても無理だー!となってお断りするたびに、「あんな素敵な人(人間としては素敵な人だと思ってるので)を好きになれないなんて、私はよっぽど心が狭いやつなんだ!」と、どんどん自分を責めて苦しくなっていきました。
私はもしかして人を好きになれないんじゃないか、また人から大切にされることもないんじゃないか、そんな価値もないんじゃないか、そんな風に思うようになりました。
ちょうどそのころ、ふと、自分の人生を振り返っていて気が付きました。高校は文系クラス、部活は吹奏楽部で女子ばっかり、大学は女子大、仕事も女性の多い仕事、興味をもって始めた習い事は、料理教室とかバレエとか女性ばかりのもの。
無意識に自分で選択するものは、女性が集まるところでした。憧れる人もいつも女性。そのときはじめて、男性に嫌悪感があって、無意識に避けてきたことに気づきました。(嫌悪感の正体についてはあとで書いてあります)
気づいたところで対処する術はなく、彼氏はほしいし、結婚したいから、無理をして男性に会いに行く→つまらないし、余計に苦しくなる→うまくいかない→奮い立たせて出会いの場に行く、の無限ループを繰り返し、どんどん疲れていきました。典型的な婚活疲れでしょうか。
それどころではなかった矢先に見えた光
そんな人生行き詰ったとき、心の学校に出会いました。正直、職場の人間関係が苦しすぎて、恋愛のことは二の次になっていたので、全然期待していませんでした。でもセミナーを受けて、本当の自分に出会ったことで、恋愛関係も大きく変化していきました。
セミナー受講した直後、セミナー受講する前に誘われていた合コン、デートの約束、全て断りました。念のため、お伝えしますが、セミナー中に誰かに何か言われたわけではありません。本当の自分に出会ったら、自分のずっと抱えてきた「嫌悪感」に蓋ができなくなったような感覚でした。
また、その嫌悪感を、ずっと、あってはならないものと捉えていましたが、大切なセンサーだと思えるようになりました。だから、自分の中から出てきた素直な思いに従ったのだと思います。自分を責めてばかりの私が、初めて、自分の心の声に耳を傾けた瞬間だったと思います。
私が抱いていた嫌悪感の正体
それから、その男性に対して抱き続けてきた「嫌悪感」の正体にも気が付きました。それは幼少の頃からの父との関係でした。
父はとても厳格で、私は物心ついた頃から、父が怖くて苦手でした。表面的には父の期待に応えようと良い子を演じてきましたが、本音を言うことはできませんでした。
父が家にいるといつもびくびくしていました。大きくなってからは、無意識のうちに、父を避けるように生活していました。私には兄弟がいますが、ここまで厳しくされるのは私に対してだけだったので、いつの間にか「父は私のことは嫌いなんだ」そう思うようになりました。
父に対する嫌悪感、不信感を無意識のうちに周囲の男性にうつし、「男の人は怖い」「男の人は私を大切にしてくれない」そんなふうに思うようになっていたのだと思います。
しかし、セミナーを受けて、父は私のことを愛していたからこそ、自立できるように、厳しくしてくれていたと気づきました。自分が悪者になってでも私の幸せだけを願っていてくれたことに気づきました。今の私、今の幸せがあるのは、父のおかげ。私の長所も父が育ててくれたということに気づきました。父の厳しさは愛だったと思い、初めて、心から感謝できました。
それまでも、もちろん両親に感謝をしていましたが、どこか、無理をしていたように思います。こんなにしてもらったから感謝しないといけない、みたいな、どこか義務感がありました。それが今は、自然に、心から、両親に感謝していますし、私にとって両親は世界一の両親だと思っています。
原因は私の中にあった
さて、話が少しそれましたが、父に対する思いによって、男性に嫌悪感を抱き、そういう現象ばかり引き寄せ、さらにその出来事がトラウマになってさらにうまくいかなくなる…そんな負の無限ループに陥っていたのでした。
なんでダメ男や変な人ばっかり寄ってくるんだろう!なんでいつもうまくいかないんだろう!と、いつも原因を考えていました。環境のせいじゃないかと思ったり、運が悪いのかなと思ったり、自分の容姿や立ち振る舞い、言動や行動が悪いんじゃないかと思ったり、いつも外に原因を探していましたが、原因は私の心だったということがよくわかりました。
セミナーを受講する中で、その根本の原因がなくなりました。むしろ、ありがたいことになりました。
新しい出会い。そして、
セミナー受講して、それまでの関係をリセットして、自分らしく楽しく生活していたら、偶然、今の主人に出会いました。男性に対する警戒心は残っていましたが、なぜか主人に対してだけは警戒心がありませんでした。
まさかお付き合いすることになるとは思ってもなくて、「好きにならなきゃ」とか「好かれたい」という気持ちも緊張感もなく、ありのままの自分の気持ちを素直に出すことができました。主人にとってはそれが良かったのだと思いますし、自分の気持ちに蓋をする癖のある私にとってもそんな風に自分を素直に出せる主人の存在はとても不思議で、ありがたかったです。
そのまま自然と連絡を取り合うようになり、お付き合いするようになり、セミナー受講してから1年半ほど経ったころ、結婚しました。本当に、天から主人が降ってきたようでした。
まさかセミナー受講して、結婚することになるとは思ってもみなかったので、本当にたなぼたです。
自分らしく生きること
振り返ってみると、セミナー受講前は、いろいろなことに無理をしていました。でも、受講してからは、自分らしく、楽に、生きられるようになったと思います。
その「自分らしく」というのも、自分に自信がなかったし、いったい自分らしくって何なのか以前はぴんと来ませんでした。今も、言葉では表現しがたいのですが、両親に感謝できるようになって、本当の意味で自分の存在を認めることができて、そんな自分を大切にすることができるようになった、ありのままの私で生きていくことができるようになった、そんな感じがしています。
もちろんまだまだ自分の花を咲かせたいなと、発展途上中ですが、それもまた楽しみです。そして、結果的に結婚含め、あらゆることが良い方に動き出しました。こじらせまくっていた職場の人間関係も、恋愛も、自然とうまくいくようになりました。
本当の自分に出会うこと
これが私の体験談です。なぜ恋愛がうまくいかないのか、人を好きになれないのか。ずっとその謎を突き止めようと思っていました。まさかその原因が父との関係にあるとは思わずに。さらには、その奥に自分自身の問題があったなんて。だって、そこに原因があるなんて思えなかったからです。目の前の原因や問題ばかりを考えてしまっていたから。
きっとこの正体が分からなければ、今もまだ謎を突き止めている途中か諦めて絶望していたと思います。
そして、父との関係が原因だったわかった時に、恋愛がうまく行かなかったり、私が幸せになれないのは父のせいだ!と決めつけて、父を恨んだりしても今の結果は得られなかったと思います。
このように原因を突き止めるだけでは、永遠に誰が悪かったの積み重ねになってしまいます。本当の自分に出会うと、誰が悪いではなく、さらにその先にある愛に触れられるようになります。
今となっては、本当の自分に出会ってセミナーを受講していなかったらと思うとゾッとします。やっと楽になれた!生きてて良かったー!という感じです。毎日が幸せです。今の現状に悩んでる方も、そうでない方も、1人でも多くの方が素晴らしいご自身に出会っていただけたら嬉しいです。