なりたい自分になるために「自分を変える」と、今までうまく行かなかったことがうまく行きだします。人生、仕事、恋愛、家庭、お金。あらゆる悩みがなくなると言っても過言ではありません。
しかし、
自分の考えを変えたくない。
今までの行動を変えたくない。
価値観を変えたくない。
自分が変わってしまうのが怖い…
このような思いが浮かんできたりもするのではないでしょうか?頭で考えてしまうと、このようにマイナスな思いが浮かんできてしまうと思いますが、実際に自分を変えるというのは、そんなに難しい話しではないのです。
それはわかるけど、自分を変えるというのは大変だと思ってしまう人も少なくありません。自分よりも相手や、直面する物事に変わってほしいと思う人が多いようです。
ですが、相手や直面する物事が変わるのを待つよりも、自分が先に変わった方が、簡単ですし、効果も期待できます。
まずは自分を変える
悩みの解決する時に、自分を変える。そして相手を変える。この2つの選択肢があります。相手を変えるのはとても大変です。一生変わらないかもしれません。しかしあなたが変わるのは今この場でもできます。あなたが変われば悩みや問題としていたことも、そうではなくなる可能性もあるのです。
自分を変えるために、ちょっとした習慣や言葉、行動を今までと変えてみるだけで、人生が大きく動き出します。このような話しはシリーズを通してお話していきますが、今回はなぜ自分が変わらなければいけないのか、それをお話していきたいと思います。
お悩み解決シリーズ第2話は「自分を変える」をテーマにお届けします。
第1話では「悩みの整理の仕方と、悩みを見る視点」をお届けしましたが、もうご覧になられましたか?
この、お悩み解決シリーズは、順序を得て読んでいただけると、悩みの解決をより分かりやすくしてくれます。 まだご覧になられていない方は、下記のリンクをお読みください。悩みとはから始まり、各話の目次となっております。
悩み解決には2つの選択肢がある
まずは、悩みのどの部分に手をつければよいのでしょうか。
悩みは2つの要素から成り立っています。 自分と他人です。 他人を【周囲の状況】としてもいいでしょう。
なので、「悩みのどこに手をつけるか」という問いに対しては、2つの選択肢があります。
1つ目は「自分に手をつける」という選択肢
2つ目は「他人(周囲の状況)に手をつける」という選択肢
どちらに手をつければ、より効率的、合理的に悩みは解決するのでしょうか。
より効率的・合理的に悩みを解決できるかの答えは、「自分に手をつける」という選択肢です。
自分に手を付けるという選択肢は、当グループの悩み解決大原則の1つでもあります。
いやいや、問題があるのは相手だから
私に問題があるってこと?
自分は変わりたくないんですけど
いろいろと言いたいことがあるのは分かります。
なぜ相手ではなく、自分を変えるのか?さっそく、今からその理由をお話しましょう。
なぜ自分自身が変わるのか?
まずここで、1つの例を挙げてみます。
ある主婦の話です。いろいろと相談に乗っていると「お願いです。うちの主人を何とか変えてください!」 と真剣に頼まれました。
「わかりました。あなたのご主人を変えることを考えましょう」 と言って、私はその方にこう問いかけました。
「では、あなたに質問です。もしあなたのご主人が変わったとします。素晴らしく優しくなって、あなたに対する愛が深くなったとします。そのとき、あなたはどうしますか?」
すると、その奥さんは「はい、そのときは私も変わります」と意気込んで言いました。
「相手が変わったら、あなたも変わるのですね?ということは同じじゃないですか。あなたが変わればご主人は変わりますよ」そして、こうつづけました。
「ご主人が変わればあなたは変わるんですよね?だとすれば、あなたが変わればご主人が変わるのと同じことじゃないですか。それに気づいたあなたが先に変わるのですよ」
私たちの目は外側を見ています。 目が外と反対方向を向いて、自分の内側を見たりしませんよね。
だから、人の欠点はよく見える一方で、自分の欠点は見えないものです。
逆に、「自分のことが見える目」にしていったときに、問題がハッキリ見えてきます。そのうえで、問題に取り組めば、これが1番即効性があります。つまりは「まずは自分が変わる」ということです。
相手を変えるということは
この世の、ほとんどのイザコザやケンカは、「相手が変わることを望む」 ところからはじまります。
ほとんど、相手が先に変わることを望んでいるのです。 一人一人の人間関係のことから、ひいては企業同士、国家同士の関係でも同じことです。 相手に無理やり自分の考えを迫って、ぶつかります。 ほとんどが、自分を変えようとしないで、相手を変えようとして起きています。
相手が悪いと考えて、相手を変えられたところで、今度は相手に苦しみが生まれます。結局、どちらの方が正しいのか、どちらの方が強いのかといった、パワーバランスが変わるだけになってしまうのです。
ですから、この逆をやれば良いということです。 自分を変えようとすれば、自分自身はこの場から変わっていきます。 でも、相手を変えようとしたらどうでしょうか。 1年後、3年後、10年後、いや、一生かかっても相手が変わる保証はありません。
あなたが自分を変えようとすれば、あなた自身はこの場で、この瞬間に変われることができるのです。
でも、相手に向かって「自分から変わるんですよ」って、お説教しながら相手に変わることを先に望んでしまったら本末転倒です。
変わる順番は「それに気づいた人が先」です。 気づいた瞬間から自分が先に変わるのです。
元々、問題はないのかも
相手が悪い前提として見ていたあなたが、相手が悪くないと見ることができるようにかもしれません。
実際に相手が悪くないと見た場合、もともと相手には問題なんてなかったということになります。相手が悪いから問題だったのではなく、問題を作り出していたのは、相手を悪いと見ていた、あなた自身だったということもあるわけです。
自分から変われば、あなたが望んでいた、相手を変えたいも自然と叶ってくるものです。
今回のテーマ「自分を変える」を読んでみていかがでしたでしょうか?
相手の目の前の問題を変えたとしても、また次の問題が出てきてしまった時には、また解決しようと頑張ることになります。ですが、自分を変えることによって、問題が問題としてなくなった時、これから先、なにも問題が起きなることもあります。もし問題があったとしても、「自分を変える」ということができるようになれば、問題解決もできるようになっているでしょう。
次回は「人の振り見て我が振り直せ」は本当だった。今すぐにでも取り入れたい鏡の法則」をお伝えいたします。