自分らしく行きたい。なりたい自分になりたい。という方は多くいらっしゃいます。しかし、自分らしいとは、なりたい自分とは、が見えていない人も同じくらい多くいらっしゃいます。

自分がどうなりたいのか?それが定まっていれば、あとはなりたい自分に向かって人生という名の車のハンドルを自分で握れば良いのです。そのハンドルを人に任せてしまうと、任せた人の道に進んでしまいます。

まずは、なりたい自分になろうと思ったら、心のハンドルを自分で握らなければいけません。

このとき、潜在意識が邪魔をして無意識的にブレーキを踏んでしまうことがありますが、しっかりとなりたい自分というゴールを決めていれば、そういった障害もなくなってきます。

今回は、相手の出方次第で道を決めるのではなくて、自分の道を自分で決めて進む。というお話です。さらにいうと、自分の心を動かし、自分の心で決めた道を進むことになります。

世の中には自分と相手がいます。悩みを解決するためには、相手ではなく「自分を変える」こういった悩み解決法をシリーズでご紹介しています。

そして、第4話である今回は、相手が何かを決めるのではなく、自分で何かを決めるという法則になります。

ここまで読んでいると、難しそうに思えるかもしれませんが、当記事を読んでみれば「そういうことか!それなら私にもできそう」と思っていただけるでしょう。

今回のお悩み解決シリーズは「心を変える編」第2弾として自分の心を動かす「心のハンドルの法則」をテーマにお届けします。

なりたい自分になる方法

悩みを解決したいと相談を受けた時に「まず自分が変わらなければいけない」ということを話すと、大半の人は、「そんなことできない」と思ってしまうでしょう。

「自分はこういう性格だから」とか。「何で、自分から先にしなくてはいけないんだ」とか。このように何か理由をつけて、自分は変わりたくないと思う方は多くいらっしゃいます。

では、なぜ相手が悪いのに自分が変わらなければならないのか?心のハンドルの法則が分かれば、その意味が分かってくることでしょう。

あなたが自動車の運転手だとしましょう。免許が無い方は自転車でもバイクでも、飛行機だって構いません。

そして、あなたはもうすでに、そのハンドルを握らされています。 だから、あなたがハンドルを動かさない限り、思いどおりの方向に行きません。

逆に言えば、あなた自身でうまくコントロールすれば、自由にどこにでも行けるのです。これがなりたい自分になる方法であり。「心のハンドルの法則」です。自分の心のハンドルを握れば、自分の心を動かすことができるようになります。

人に左右されずになりたい自分になる

相手がケンカ腰になって来たときは、どうしますか?相手の出方にふりまわされて、自分もケンカ腰の方向にハンドルを切って、怒ることを選べば、相手が主導権を握ってケンカになります。

相手が怒ってきても、こちらがまったく冷静で、むしろ落ち着いて相手を導けば、こちらが主導権を持つことになります。 あなたが率先して、良い方向へハンドルを切って、主導権を握ってください。

あなたがハンドルを握れるようになると、周囲の景色が良くなってきます。 ハンドルを向けたほうに自動車は向かうのだから、行きたい方向にハンドルを切って進んでいけば、当然、行きたい場所にたどり着きます。

心の「ハンドル」をうまく操作することができるようになれば、自由自在に生きることができます。

ハンドルを操作すればなりたい自分になれる

私の若いころの話をします。
二十歳を過ぎたころ、貧乏で、貯金通帳には十万円もありませんでした。

そのころ私は、成功者になるための勉強をしていました。実業家として成功する方法に関する本をむさぼるように読んだものです。 勉強する中で、あるときハッとしてこう思いました。「アッ、俺は間違いなく億万長者になれる」と。

百パーセント間違いなく成功者になると思い込んだのです。 そして、いったんそう思い込むと、私は、そのための準備をしなければならないと考えはじめました。

成功者になるための言葉を口にし、成功者になるための行動をしなければならないと思ったのです。 そして、「必ず良くなる」「必ず豊かになる」「金持ちになる」「人がどんどん寄ってくる」ということを思い浮かべていました。

そうすると、本当にそのとおりになりました。自分でもビックリするぐら いです。これが、心の「ハンドル」の力です。 「逆に、「自分は貧乏だ」とか、「自分は運が悪い」と思うと、あなたは、知らずにその方向へ向かってしまいます。これは、潜在意識に向かって自分でそう話しかけているから起こるのです。

ですから、「ハンドル」をしっかりと握って、行きたい方向へコントロ ールしなければなりません。

自分の行きたいところはどこなのか?

では、あなたが本当に行きたい方向とは、どの方向でしょうか?

心の「ハンドル」は凄い力を持っています。ですから、その分、取るべき方向、目的地を適切に、正確にとらえる必要があります。 「行動するうえで最も大切なポイントは、この「何のために」という目的意識をしっかり持つということです。

目的や大目標が明確に定まれば、あなたは、「ハンドル」を自由にあやつって、その目的や大目標を目指すことができます。 「人生の最終目的地を意識してください。そうすれば、どちらに進むべきか思い悩むこともグッと少なくなります。

少しでも進めばゴールは近づきます。

最終目的地を決める。そのうえで、あなたの心の「ハンドル」を自由自在にコントロールしてください。 自分の心は自分で動かすことによってコントールが可能になります。

逆に相手に「ハンドル」を預けていれば、コントールが出来ず、相手の行きたい所に向かってしまいます。

行きたい所の目標のスタートとゴールが地図の端から端であっても、遠いから無理と諦めずに進むことによって、だんだんと近づき、最終的にゴールにたどり着きます。

ただ、進まなければ距離は縮まりません。少しづつでも進めば、少し進んだだけゴールに近づけます。心のハンドルを握り、自分の心を動かして、あなたのゴールに向かってみてはいかがでしょうか?

次は、心を変える編の「磁石の法則」です。